「かごしま犯罪被害者支援センター」に寄付金贈呈 県内では子どもの性被害が増加

この記事をシェア

  • LINE
鹿児島 2024.06.19 19:49

 性暴力の被害者など犯罪被害者を 支援する活動を行っている、「かごしま犯罪被害者支援センター」に寄付金が贈呈されました。

 寄せられる相談はSNSなどの影響もあり、子どもの性被害が増えているということです。

 19日、鹿児島市のカクイックス交流センターで行われたのは、犯罪被害者への支援を行う「かごしま犯罪被害者支援センター」への寄付金の贈呈式です。

 県遊技業協同組合日置支部の吉永 哲哉 支部長から支援センターの活動のうち性暴力被害者支援の活動に対し寄付金30万円の目録が手渡されました。

(県遊技業協同組合日置支部 吉永 哲哉 支部長)
「被害に遭われた方は精神的なところ含めて、さまざまな費用も掛かると思いますので、できるだけ被害に遭われた方が早く社会復帰できるような活動の経費などに使っていただければ」

 ことし3月までの1年間に寄せられた相談のうち性暴力に関するものは890件と、全体の6割を超えます。

 前の年度と比べると、性暴力に関する相談件数は361件増加しておりSNSなどの影響もあり、子どもの性被害が増えているということです。

(間世田桜子キャスター)
「犯罪被害者支援センターの中にあるのが性暴力の相談拠点であるフラワーです。こちらでは24時間体制でサポートが行われています」

 「フラワー」では、相談員が電話で相談を受けたり、病院や裁判への付き添いのほかカウンセリングなど幅広い支援を受けられます。

(かごしま犯罪被害者支援センター 永家 南州男 事務局長)
「数日前に性犯罪にあったという方の相談のほか過去に性的被害に遭って誰にも言えずに一人で苦しんでいる方が広報によって相談場所の存在を知って、初めて相談に繋がったことも多い」