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天気で客足が左右される飲食店の悩み高校生が解決 来客数が当たる確率は90%!AI甲子園で最優秀賞

ひょうやあられが降った14日とは一転、15日の鹿児島は晴れの一日となりました。天気によって大きく左右されるのが飲食店の客足です。「どれくらい材料を発注すれば…」そんな悩みを高校生がAIで解決しました。来客数が当たる精度は90%。AI甲子園で最優秀賞を獲得しました。 ふわふわの卵で包まれたオムライス! (記者) 「玉子がふわふわで、ケチャップの酸味も聞いていて、このオムライス、とてもおいしいです」 オムライスが看板メニューの鹿児島市の洋食屋「青空」。マスターの坂口建作さんにはある悩みがありました。 (坂口建作マスター) 「Q来店客で悩みがある?普通はそうだと思います。来客数が分かればどれだけ仕込めばいのか?分かります」 悩みは、客の数が日によって大きく左右されることです。坂口マスターの悩みをAIで解決したのが鹿児島情報高校の2年生、中間一希さん、庭田かりんさん、下大迫龍空さん、渡邊貴心さんの4人です。 (鹿児島情報高校2年 中間一希さん) 「AI甲子園の大会に出るにあたって、AIを作ることになり、青空のマスターから悩みを聞いたのでつくることにしました」 庭田かりんさんは、洋食屋「青空」でアルバイトをしていて、天気で客の数が変わることに注目しました。 (鹿児島情報高校2年 庭田かりんさん) 「坂口マスターが、天気によって来客数が変わることが分かったら役に立つと言っていて、そこから発想を得ました」 4人は、坂口マスターから過去3年分の売上データをもらい、当日の天気をAIに学習させ、曜日や気温、雨の量から来客数や売上を予想しました。 (鹿児島情報高校2年 下大迫龍空さん) 「ネットにはチャットGPTもあるし、いろんな便利なものがあるので、先生も知識はあるし、意外とできました」 この活動を3 月、山形市で開かれた大会「AI甲子園」で発表しました。 (AI甲子園での発表の様子) 「ランチと夜の来客の予想が示されています。右が実際の来客数です。かなりの精度で予想があたっていることが分かります」 4人の発表は、最優秀賞に選ばれました。 (鹿児島情報高校2年 渡邊貴心さん) 「AIとかプログラミングとか、将来、役に立つことばかり。もちろん自分の教養にもなりましたし、もっともっと発達していく産業。学ぶ人も増えたらいい」 AIの来客数が当たる確率は約90%。坂口マスターのLINEには毎日、予想来店者数や売上予想のデータが届きます。坂口マスターは、精度の高さに驚いています。 (坂口建作マスター) 「来客数の予想が出来るんだと本当にびっくりしました。目安になりますので、仕込みの量が変わってきます」 鹿児島情報高校は、4人の活動を「デジタル学園祭アワード」にもエントリーすることにしていて、入選したら大阪・関西万博で出展されるということです。 (4人) 万博でも頑張るぞ!

4月15日 10:27

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