「幹部への教養を検討しては?」 相次ぐ不祥事受けて公安委員会と県警の中堅職員が座談会

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鹿児島 2024.07.01 18:56

 不祥事が相次いでいる県警本部で県の公安委員会の委員と県警の中堅の職員による座談会が開かれました。

 中堅職員からは「幹部への教養や研修を検討してもいいのではないか」などの意見が出されました。

(県公安委員会 石窪奈穂美委員長)
「今後策定する対策を真に実効性のあるものとするためには県警で働くすべての職員が共有する思いも対策に反映されなければならない」

 1日、開かれた座談会には、県の公安委員会の委員3人と県警の中堅職員(40代~50代)の、15人が出席しました。野川本部長は、冒頭にのみ出席しました。

(鹿児島県警 野川明輝本部長)
「出席者の皆様が思いを共有し、全員が同じ土俵の上に立っているという意識をもって本座談会において忌憚のない意見が交わされることを期待している」

 座談会は県警の相次ぐ不祥事を受け、すべての警察職員が当事者意識を持ち、再発防止に取り組もうと、公安委員会が提案。

 中堅職員からは「幹部への教養や研修を検討してもいいのではないか」、「様々な角度からの人事評価を検討してもいいのではないか」などの意見が出たということです。

 一方、公安委員会は座談会を終え、「出席者の意見を再発防止策に反映していきたい。今後も広く意見を伺う機会を作り、組織風土の改善を促したい」とコメントしました。

 2日は若手職員、3日は女性職員を対象にした座談会が開かれます。