県知事選挙7月7日投開票 候補者3人の1週間の戦いぶり

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鹿児島 2024.06.28 19:51

 特集は鹿児島のリーダーを決める県知事選挙です。告示後、3人の候補は各地を周り舌戦を繰り広げています。選挙戦1週間の動きを追いました。

 新人で前の県議会議員、米丸麻希子さん(49)。姶良市出身の米丸さんは告示日に地元で声を挙げました。

(米丸麻希子候補)
「鹿児島を変えたい。鹿児島に残る甥っ子たち皆さんのお孫さんたちいい未来を残しませんか?このままだと体育館313億円毎年20億を15年間で返していかないといけない」

 告示後の週末は大票田、鹿児島市の天文館で訴えました。出身の鹿児島純心女子高校の卒業生などが支援。塩田さんの推薦を取り下げた県医師会の政治団体医師連盟の池田委員長も応援に駆け付けました。

(県医師連盟 池田琢哉委員長)
「このままでは泥沼に陥っていく。立て直すためには米丸麻希子さんしかいない。4年間塩田県政と医療問題について話そうとしたが1回も話し合いに乗らなかった。これで県民の命と健康守れますか」

(米丸麻希子候補)
「鹿児島を前に進める。後退してきた経済、人口流出する県に誇り取
り戻し若い人に帰ってきて楽しいわくわくする生活すごしてほしい。お任せください。しっかりと鹿児島を進めていきたい」

 新人で市民団体共同代表の樋之口里花さん(52)。告示後すぐに種子島に入りました。

(樋之口里花候補)
「丸裸になった馬毛島を初めて見て肉眼で見て馬毛島近くに見える。人が住んでいるこの距離で戦争訓練されると思うと自衛隊施設建設を止めないとい
けない気持ちを強くした」

(馬毛島情報局 三宅公人主宰)
「馬毛島の基地を作ることで大変なことが起きている。約束違反で環境破壊
でおまけに戦争の準備だし米軍機の訓練が始まるとすごい騒音が予想されるので私たちは基地反対。是非県知事になって私たちを応援してほしい」

 鹿児島市の商業施設の前でも訴えました。反原発の市民団体や共産党県委員会が自主的に支援しています。

(樋之口里花候補)
「川内原発で事故が起こってしまえば鹿児島県が戦場になってしまえば戦争に巻き込まれてしまえば生活は吹き飛ぶ。川内原発1号機は7月4日に運転40年の設計寿命を迎える古い原発がこの先20年動かされるこのことが
決まってる。地震大国の日本で古い原発を動かし続ければ日に日に大事故リスクは高まる」

 現職で2期目を目指す塩田康一さん(58)。告示後の週末は、米丸さんの地元姶良市に入りました。

(塩田康一候補)
「規模、場所を見直すと言われているが購入することになるとさらに土
地代がかかる。どういった規模でいついくらかけてどういったものを造るのか。そういったことが全く示されていない中での見直しは今後の県政を行う上では今の体育館の案これを進めていくことが重要」

 枕崎市では前回の選挙で戦った前の知事で鹿児島2区選出の衆議院議員、三反園訓さんがマイクを握りました。

(三反園訓衆議院議員)
「子育て支援、高齢者支援、様々なことについても着実に誠実に取り組んでいる。継続は力なりであります。皆さんの力で塩田候補2期目を宜しくお願いします」

 前回の選挙で三反園さんを推薦した自民党・公明党は今回、塩田さんを支えています。

(塩田康一候補)
「県をあげて支援いただけていると考えている。これまでの県政の進め方も多くの人に理解もらってるのではないか。稼ぐ力の基盤の上に立って将来に渡って地域を維持発展させていくための子育て支援など高齢者地域の人がいきいき暮らしていく地域作りに取り組んでいきたい」

 県知事選挙は7月7日に投開票が行われます。