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2022.8.5

鹿児島出身の漫画家・甲斐谷忍氏 独占インタビュー

漫画家・甲斐谷忍氏 独占インタビュー

日曜ドラマ「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」。原作は、漫画家・甲斐谷 忍さんの「新・信長公記~ノブナガくんと私~」です。実は、甲斐谷さんは、鹿児島出身。news every.かごしまでは、独占インタビュー!甲斐谷さんの素顔に迫りました。(2022.7.21「KYT news every.かごしま」で放送)

7月24日にスタートした新・日曜ドラマ「新・信長公記~クラスメイトは戦後武将~」。時は2122年。名だたる戦国武将のクローン高校生たちが同じクラスに集結。高校のトップ「総長」の座を目指す青春あり!戦あり!の学園ドラマです。

原作を手掛けたのは、鹿児島出身の漫画家・甲斐谷 忍さん(54)です。
甲斐谷さん「戦国の武将たちがもし同じ年で、同じ条件でもしバトルができたら、いったい本当に誰が強かったんだろうって。それを実際に漫画でやっちゃおうというような軽い感じで始めた漫画です」

高校時代の夢はミュージシャン

甲斐谷さんの代表作は、アニメ化された野球漫画「ワンナウツ」。そしてドラマ化、映画化までされた「ライアーゲーム」です。数々のヒット作を世に出してきました。

甲斐谷さんは、1967年、鹿児島市生まれの54歳。西陵中学校、甲南高校、鹿児島大学を卒業しました。生まれも育ちも鹿児島。ちなみに趣味は競馬です。学生時代はミュージシャンになりたかったと言います。

甲斐谷さん「高校のときマジでミュージシャンになろうと思っていたので、ふつうに進路指導の時間に担当に将来ミュージシャンになりますって言ってひどく怒られた記憶あります。真面目に答えてって言われた」

絵を描くことがものすごく好き

そうした中でも絵を描くことは子どものころから一貫して好きだったそうです。甲斐谷さん「絵は、ものすごく好きでした。好きというか、ご飯を食べるみたいなもんです。絵を描くのは。だから、他の人描かないんだなって感じです」

大学卒業後、一度就職。会社勤めをしながら漫画を描いて投稿したところ、様々な賞を受賞するようになり、20代半ばで漫画家として独立し。その後、ヒット作を生み出していくことになります。

甲斐谷氏から見た織田信長

今回ドラマ化された「新・信長公記」。「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」という句に代表されるように、短気で気性が激しいイメージの織田信長ですが、漫画の中の信長は、マイペースで友達思い。

甲斐谷さん「意外と実は計算高かったとか、あるいはあれだけやっぱり一時は部下に慕われていたので、ものすごく人望がある人間だったんじゃないかって思って、そういうところを全面に押し出したキャラクターにしてみました。漫画用に奇をてらって作ったというよりは、自分はこういう風に織田信長が見えるんですけど。みたいな感じで作ったという感じ」

島津義弘が登場しない理由は…

漫画では数多くの名だたる武将が出てきますが、実は鹿児島を代表する武将、あの島津義弘が出ていません。その理由とは…。

甲斐谷さん「『甲斐谷さん鹿児島出身なのに、なんで島津義弘とか出さないの?』って言われたんですけど、僕好きすぎて出せませんっていう。多分、主人公を放っておいて、島津義弘のことしか描かなくなると思いますって言って、冷静さを失いそうなのであえて出さなかった」

あふれる“鹿児島愛”

コロナ禍の前は、年に2~3回帰省するなど、今でも故郷・鹿児島が好きだといいます。

甲斐谷さん「この前テレビで自分の県が、故郷が好きな県民ランキングってあって、まあまあ鹿児島上位だったんですよ。鹿児島の人鹿児島好きですよね。だから僕も相当好きですよ。アイデンティティーは相当鹿児島ですからね」

「新・信長公記」豪華キャスト終結

甲斐谷さんも楽しみにしているという日曜ドラマ「新・信長公記」。主人公の織田信長をKing & Princeの永瀬廉さんが演じます。さらに、豊臣秀吉をなにわ男子の西畑大吾さん。徳川家康を小澤征悦さん。武田信玄を満島真之介さんが演じるなど豪華キャストが揃いました。

甲斐谷さん「キャスト的にも幅があるし、どの世代にも何か訴えかけるもの、あるいは興味を誘うものがある気がするので、そこはすごく楽しみです。ぜひ、楽しんでいただけたらと思います。ぜひよろしくお願いします」

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