KYTアナウンサーブログ

私の元気の源

2018.12.14(金)

1994年のKYT開局当時、私は東京支社で営業の仕事をしていました。広告代理店やスポンサーをまわりCMをいただく仕事です。

その頃、西早稲田に一人暮らししていた私の胃袋を満たしてくれていたラーメン店があります。


高田馬場駅から早稲田通りを東へ。明治通りを越えて一本筋を入った場所にその店はあります。

黒いテント。

看板はなし。

営業中の印は外にぶらさがった大きな「骨」です。


間違いなくこの店を知らない人は近づかない佇まいです。

店の名前は「がんこラーメン」。

私がいつも注文するのは「しおラーメン」です。

4分〜5分で出てくるラーメンは仕上げにネギ油が注がれ、ジューッという音とともに香ばしい芳醇な香りが店中に広がります。

芸術的な黄金色のスープはちょっとしょっぱめ。

こしのある固めの麺。

柔らかいチャーシューは口の中でホロホロとほどけていきます。


スープ、麺、具材が三位一体となり最後まで飽きさせません。

客はみな無言でラーメンと向き合います。

先日、久しぶりに再訪しましたがその美味さは変わっていませんでした。

営業時代、系列の先輩や同期と「宇宙一美味い!」と食べ続けた想い出の味。

仕事に行き詰まった時、悔し涙を浮かべながら飲んだしょっぱいスープ。

どんなときも私を優しく温めてくれた「がんこラーメン」はいまも昔も私の元気の源です。


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